忙しさを言い訳にする前に

日々、予定に入っていなかった種々の仕事が舞い込んでくる。それらは基本細々したもので、一つ一つは大した難易度ではないことが多い。しかし、なにせ物量が多かったり、緊急性が高かったり、時間がかかったりして、一通りこなしたら定時を過ぎていることが多い。結果として、自分の評価にも関わる本来やるべき重要な仕事は、低いパフォーマンスな脳みそでやるしかなくなったりする。

最近仕事量が増え(これは思い込みかもしれない)、この傾向が増した。その根本的な原因はとりあえず 「舞い込む仕事を全部受け止めてしまって、その日やるべきリストに加えてしまうこと」である。

 

まずは、「いつまでにやらないといけないこと?」「自分じゃないとできないこと?」「どれだけの時間を要しそう?」を確認して、やるべきリストに加えるか否かや優先順位を整理しないといけない。が、頭の中は「あれもやんなきゃ、これもやんなきゃでいっぱいいっぱい」なのでまともにものを考えられていない、すなわち思考停止しているためできていない。

 

細々した仕事をきちんとやる「責任感がある、きっちり仕事やる、真面目」そういった印象を与えるかもしれないが、肝心な重要度の高い仕事の進みは遅く、最終的に「仕事が遅い、できないやつ」という評価となってしまいがち。

周囲の反応は「なんか毎日色々忙しそうにがんばってるね(でも実際なにやってるの?)」になる。

さらに悲しいことに、余裕がない様子が目に付くから、気を使われたり、飲み会とかにも誘いづらくなってせっかくの人間関係を発展させるチャンスを逃すことになる。

一番怖いのは、失敗しても忙しいからしょうがないよなぁとか言い訳しちゃったりして、自分の仕事の段取り、時間の使い方、体調管理等に問題がなかったかに目が向かなくなっていくこと。そこには、簡単に楽になれるけど、何も解決しない他責思考への道が続いている。

てか、社会人になって今更こんなことわざわざ書くんかい、こんなこと当たり前やろ!と思うよね。でも労働に脳を焼かれるとだんだん鈍ってくるのよね、再度の自戒です。 

 

〜まとめ〜

動く前に立ち止まり「その仕事は今日、自分がしないといけないことか」をきちんと考えよう

何がどう忙しいか把握しよう、そしてうまくできる方法があるか考えよう

うまくできる方法がなさそうならきちんと人に投げよう