最近の振り返り

仕事で二つのできごとがあった。

①一番身近な上司でこれまでにとてもお世話になった方の昇進が決まった。

②所属部署における人事評価がこれまでで一番低かった。

 

まず、①について。

 今年に入ってから仕事のいろはを教えてくださった方だった。聡明かつタフな方で、問題解決もスムーズで上司への報告もきっちりデータを揃えて筋道立てて分かりやすい説明でいつも参考にしようと聞き耳を立てていた。そして、自分が何も思い浮かばずアイディアを求めるとポンポン出してくれる。さらに、現場試験では朝6時から次の朝6時前まで現場に付きっ切りで場を仕切れる方であった。

 

 しかし、来年からは役職が変わりおそらくいなくなってしまう。正直、この方にべったりな8ヶ月だった。もちろん覚えるべき実務のボリュームが多いのでそうなるのはしょうがないが、事あるごとに助けていただいた。自分が主責任者となって進める仕事ではいつもサポートを求めると全力で応じてくれた。進捗報告会で言葉に詰まると明瞭な説明で助け船を出していただいた。あと4ヶ月、きっちり仕事のエッセンスを学び続けたいたいと思う。

そしてこれまで学んだことをただやみくもに飲みこむのではなく、この方が自分に教えたいことは何か、その意図は何か、よく咀嚼して自分のものにしたいと思う。

周りの人と"ここが違うな"思ったのが「原因をとことん突き詰めて元凶を明確にする姿勢」と「圧倒的な知識力と、その知識をパッと説明できる力」どちらも自分に大きく欠けているものなので見よう見まねで盗んでいきたい。

 

次に②。

正直全く仕事をやり遂げた感触がなかったのでそんな気はしていたが、真正面から受け止めると心に来る事象である。上長から何度も何度も言われている「ここは弱点だから治してね」という指摘事項を、未だに実践して自分のものにできていないのだから当然ではあるものの、自分の情けなさに涙が出る。

なぜこのようになったのか。

まず、思い浮かぶのは他責思考が根底にあるような気がする。優秀で教育してくれる上司が異動になったり、上司が多忙ゆえに自分にしてくれる「世話の量」が減ると、「周りの環境が恵まれていない、自分は悪くない、しょうがない」と責任を他人や周りの環境に押し付けて自分からは動かない。周りの人は自分よりもさらに過酷な環境かもしれないのに。

そして、他人の責任にしたところで"自分の状況は良い方向変わることはないし、物事が前に進むことはない"という事実から目を背けている。この事実を受け止め、自分を変えいくことを忘れない。「他人を変えるよりも自分を変える方が容易い」とは各所で言われる言葉だ。

 

次に挙げられるのは「同じ失敗を繰り返しており、繰り返すことに慣れてしまっている」ことだ。絶対に同じ失敗をするまい!と失敗した直後は強く思うがそこ止まりなことが多々ある。結果として、記憶からうすれていき忘れた頃に同じ過ちを犯す、そして一文前に戻るの繰り返し。人は忘れる生き物なので、これまでの過ちを忘れないように振り返る習慣付けを行っていく。毎日ノートを数十分振り返るでも違うはずだ。